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2010年10月 アーカイブ

水道水の不思議 7

現在の鉛の水質基準は、日本は0.1㎎/リットル、アメリカは0.05㎎/リットル。


WHOは0.05㎎/リットルとなっていますが、アメリカ環境保護庁は今後の水道水質の重要問題の1つとして鉛をあげています。


鉛管および鉛を0.2%以上含む水道管用ハンダの使用を1986年に禁止しました。


さらに蛇口の水で平均0.01㎎/リットル、あるいは0.02㎎/リットルを越えるものが5%以上あるときは、利用者に鉛の危険性と対策を知らせなければならないと提案しています。


鉛管から鉛の溶出は管内での滞留時間とともに増えます。


一昼夜ほど滞留したときは0.1㎎/リットルを超えることも十分ありえます。


したがって、鉛管を使っているところでは朝1番の水は飲用や調理用(特に赤ちゃんのミルク用)とはせずに、バケツ1~2杯程度。


トイレや掃除、洗たくに使い、管内の水が配水本管からの新しい水と十分入れ代わってから飲用等に用いたほうがよいということになります。


なお、水道事業体では、こうした問題に加えて、漏れ防止の意味から鉛管をステンレス管に敷設替えしていますが、宅地や屋内の配管は使用者の管理になっており、対応にむずかしい点があります。

水道水の不思議 8

水道管にアスベストを含んだものが使われているそうですが、水質に影響はないのでしょうか。


アスベスト(石綿)とは、蛇文石、角内石から採る繊維状の鉱物です。


柔らかく、耐熱性、断熱性、引っ張り強度にも優れているために、ボイラー、スチーム暖房パイプの被覆、石油ストーブ芯や吸音材、断熱材などの建築材料にいたるまで幅広く使われました。


その数は3000種におよぶと言われています。


学校の化学実験でよく使用した石綿金網もアスベスト製品のひとつです。


水道管としては、値段が安く、サビが出ず、腐食に強いという特徴を生かして、アスベストとセメントを混ぜたアスベストセメント管が昭和30年代から40年代にかけて急激に普及したのです。


その後、耐久性の問題から次第に生産量が減り、昭和60年には生産が中止されました。

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