水道水の不思議 5
また夏になって湖沼などでアオコが発生すると、高水温、有機物量の増加、PHの上昇と、増加する悪条件が揃うことになります。
このように、トリハロメタン問題は根本的には、水源の汚濁や富栄養化が原因になっています。
したがって今後は水源の水質汚濁の改善とともに、トリハロメタンの生成を少なくし、従来の水道水の微生物学的安全性を損なわないような浄水処理技術の改善が求められています。
トリハロメタンの水質基準や制御の目標値としては、アメリカと日本が総トリハロメタンで0.1㎎/リットル、カナダは0.35㎎/リットル、西ドイツは0.025㎎/リットル、またWHO(世界保健機構)はクロロホルムで0.03㎎/リットルという値を設定しています。
各国で値が異なるのは、それぞれトリハロメタンの危険率を統計的に検討したうえで、各国の水源水質処理技術、経済的・社会的条件などを考慮して、現実に対応可能な範囲で設定しているためです。
日本の0.1㎎/リットルという値は、目標にしている年間平均値で、水質基準とは違います。
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